2005年5月12日(木)13:02

ドロール元欧州委員長はEU憲法否決の場合「B案」の可能性を認める

パリ/リヨン(AFP)

ジャック・ドロール元欧州委員長は、これまでの発言とは反対に、EU憲法が5月29日のフランスの国民投票で否決された場合の「B案」の可能性を認める発言を行った。しかし、EU憲法に対する国民の支持を訴える社会党のドロール元委員長は、パリの日刊紙『ルモンド』Le Monde 金曜版で、そのようなシナリオが「きわめて難しい」ことを指摘した。「早急な解決」はありえない。なぜなら過去にEUの諸条約に反対した国々と異なり、フランスは修正案を持ち合わせていないからだ、と元委員長は語った。ドイツのヨシュカ・フィッシャー外相(緑の党)はフランスの左派のEU憲法に対する抵抗に「驚いた」と語った。

原題:Delors haelt "Plan B" bei Scheitern der EU-Verfassung fuer moeglich




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